2014/5/7更新 [2014/5/15初掲載]
よろず相談室
よろず相談室のご紹介
阪神淡路大震災で被災し、現在災害復興住宅に居住する高齢者に対する戸別訪問活動と「震災障害者」と言われる震災によって身体的障害を負われた人々に対して、日中交流できる場と機会の提供に関する事業を行っています。
被災した方々に起こる、長期的な影響の実態を地域や社会に対して啓発していくことで、高齢被災者と震災障害者が孤立することなく、安心して生活できる地域社会の実現に寄与することを目的に活動しています。
震災高齢者の見守り活動
現在、復興住宅には1人暮らしの高齢者が約1万人生活しています。
その中で私たちがかかわっている人は全体の1%未満でしかありません。
それでも、数人のボランティアで月に2度の訪問活動では関わっている人全員を訪問するのに3カ月かかります。
もっと頻繁に回る必要がありますが、現状では限界があります。
私は多くの人たちが様々な地域で、信頼関係を築く訪問活動に取り組んでほしいと願っています。
震災障害者の支援
神戸市が実施した障害者への生活実態調査によると、市内9万名の障害者手帳保持者の内、約3%が震災が原因で障害を持ったと答えています。
天災という不慮の事故で中途障害となった震災障害者。
震災障害者の抱える事情は、家族や住まい、住み慣れた地域、仕事を失った上に、心身に重い障害を負うという複合的な被害を「同時」に受けるという特殊なものなのです。
彼らは自らの努力で生き紡いできました。 震災障害者の「集い」も2011年3月で5年目を迎えました。この間に出会った震災障害者や家族の問題は複雑で多様でした。ですが、そこに共通していることは、『前向きに生きたい』ということです。
よろず相談室はこれからも、当事者と彼らを支えている家族の事を通し、震災障害者の問題を考えていきます。
特定非営利活動法人阪神淡路大震災よろず相談室
- 〒658-0053 神戸市東灘区住吉宮町3-15-16 コンフォート住吉201号室
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