2014/5/31更新 [2014/6/2初掲載]
あしなが育英会
あしなが育英会のご紹介
あしなが育英会は、広く社会からのご支援によって、保護者が亡くなったり、著しい後遺障害のため働けない家庭の子どもたちを物心両面で支えることで、「暖かい心」「広い視野」「行動力」「国際性」を兼ね備え、人類社会に貢献するボランティア精神に富んだ人材を育成することを目的としています。
物的支援は、経済的理由によって高校、大学・専門学校などへの修学が困難な遺児らに奨学金を貸し出しています。また、東京と神戸で学生寮を運営し、貧困家庭の遺児でも大学進学ができるための支援をしています。
精神的な支援は、奨学生に対する教育と心のケアの「つどい」や主に中学生以下の遺児を対象とした神戸と東京のレインボーハウスでの心のケア活動。アフリカ・ウガンダレインボーハウスでは、エイズ遺児への心のケアと「読み・書き・計算」のテラコヤなどの事業をしています。
活動内容
遺児の進学支援のために、高校生4,100人、大学生など1,800人、計5,900人に年間23億5千万円の奨学金を貸し出しています(2012年度実績)。
また、東京と関西で、生活保護家庭でも大学進学を可能にする学生寮「あしなが心塾(日野)」と「虹の心塾(神戸)」を運営しています。遺児の心のケア活動としては、毎年夏休みに、「奨学生のつどい」を全国各地で開催しています。
また、阪神・淡路大震災遺児らのための「神戸レインボーハウス」、全国の遺児のための「あしながレインボーハウス(東京都日野市)」、アフリカ・ウガンダではエイズ遺児のための「ウガンダレインボーハウス」を運営しています。
さらに、2011年3月11日に起きた東日本大地震・津波で親を失った子どもたちのケアを本格的に取り組むための、「東北レインボーハウス」(仮称)の建設を仙台市、石巻市、陸前高田市で進めています。
遺児を支え続けるあしなが運動は、40年以上の歴史があります。
その第1の特徴は、交通事故などの被害者が築き上げた「被害者立」の活動であることです。交通遺児から災害遺児、病気遺児、阪神・淡路大震災遺児、自死(自殺)遺児などへと、救われた遺児がまだ救われていない遺児を支えるリレーで支援の輪が拡がり、エイズや震災・津波、戦争など海外の遺児支援に拡大しています。
第2の特徴は、若い人々や庶民が運動を育てた「若者立」「庶民立」の活動であることです。春と秋の街頭募金「あしなが学生募金」は、1970年以降43年間で累計101億5千万円のご寄付が寄せられ(2013年3月現在)、全国200か所で学生たちが肉声で遺児の置かれた実態を訴え、多数の方々が共感してくださっています。また、あしなが育英会の財源の半分近くは継続寄付者の「あしながさん」で、3万5千人から年間13億7千万円が寄せられています。
あしなが育英会
- 〒102-8639 東京都千代田区平河町1-6-8平河町貝坂ビル
- 電話: 03-3221-0888 FAX: 03-3221-7676
- ※■ご寄付についてのお問い合わせ、ご相談は、東京本部で対応しております。物品の寄贈は保管場所がありませんのでご遠慮申し上げます。 ■マスコミの方のお問い合わせは東京本部、東日本大地震・津波緊急対応本部広報担当が窓口になります。 ■ 「ボランティア」は継続的に活動していただける「ファシリテーター」(遺児の心のケア)を募集しております。本会主催の「ファシリテーター養成講座」にご参加ください。単発的なボランティアは募集しておりませんのでご了承ください。
- ※最新の情報は公式サイトでご確認ください。このページの情報は2014/5/31時点のものです。[2014/6/2 初掲載]