3keys

3keysのご紹介

3keysは貧困や格差、虐待、偏見などによって、
子どもや若者が更に自信や意欲を失うのではなく、
日本に生まれ育った全ての子どもたちが、環境によらず
自立していける社会を目指しています。

主な対象は、社会的養護下の子どもたち

3keysは格差などによって十分な学習支援が得られない子どもたちを対象に、大学生や社会人などの学習ボランティアを研修・派遣することで、経済的には学校以外のサポートを受けられない子どもたちにも学習サポートが得られるようにしています。

学習支援のニーズ

児童養護施設に聞いた調査結果によると、外部から最もほしい支援は勉強サポートでした。
物品やイベントなどに比べ、勉強は短期では改善されないことや、子どもとの相性や指導教科のマッチング等、学習支援のためのコーディネートの負荷も重いことから、ニーズに対して供給が追い付いていません。
3-1-01この状況に対して、施設は独自に学習ボランティアを集め、子どもたちのサポートをお願いしているものの、ボランティア集めに人を割けなかったり、ボランティアに対する研修や十分なサポートが難しい状態です。この状況はボランティアとしても一歩を踏み出しづらく、また継続しづらいものとなっています。

子どもたちの学習遅れの現状

児童養護施設に来る子どもたちは、もともとの家庭で十分な学習環境にいなかったことに加え、施設に入所するまでのプロセスや、入所後の環境にも学習が遅れてしまう要因があります。
生活をする施設が決まるまでに、一時保護所で保護をされ、その期間中は子どもを虐待や危険から守るという意味から外との接点が禁止とされ、学校にいけない期間が生じてきます。
しかし施設を必要としている子どもたちの増加によってこの期間は伸びている傾向にあり、長いと3か月以上、学校に行けなくなる子どもも少なくありません。
それに加え、施設入所に伴い学校の転校と生活環境が同時に変化し、わからないことがあっても学校でも生活場面でも、気軽に相談したり質問できる相手もいなく、大きな環境の変化に戸惑い、不登校状態が続く子どもも少なくありません。