2015/1/16
腎臓サポート協会
腎臓サポート協会のご紹介
腎臓サポート協会は、腎不全を病む患者さんたちのQOL(生活の質)を高めるための、腎臓疾患療法に関する情報提供とその普及活動を行う団体として設立されたものです。
腎臓病相談
ここでは、オンライン健康相談に実際に寄せられたご質問や、病期別の一般的な質問の回答を掲載しています。 「これまでの相談例」と「病気の段階別Q&A」があります。
なお、こちらで疑問や不安が解消しない場合、個別でのご相談を受け付けております。会員向けサービスの健康相談では、1人ひとりの状態に合わせ、専門家からメールでご回答を差し上げております。
食事療法
食事療法の目的は、腎臓病の進行を遅らせることと、体調を良好に保つことにあります。透析導入前の保存期の方であれば、食事療法によって腎不全への進行を遅らせることができ、透析導入を遅らせることができます。また、透析導入後も、体調を保ちながら安定して透析を続けていくために、食事療法は重要です。
腎臓の機能が低下していくと、健康なときは何の問題もなく排泄されていたものが排泄されにくくなり、体全体に悪い影響を及ぼします。たとえば、たんぱく質を多く摂り過ぎると、腎臓からしか排泄されない尿素や窒素、クレアチニン等が多くなって身体に大きな負担をかけます。また、ナトリウムの排泄機能も弱まり、塩分を抑えることも大切になってきます。だるさやむくみ、高血圧などの原因になるからです。
但し、すべてを制限すれば良いというものではありません。必要な栄養が 不足してしまうと、これも体調不良の原因になります。日常生活や病気に向き合っていく元気も出ません。制限すべきは制限し、摂るべきものは摂る。食事療法の意義と正しい方法を、患者さんご本人や、ご家族、サポートしている方々が、理解し身につけ、実践していくことが大切です。
食事療法は患者さんそれぞれによって内容が大きく異なります。ここで述べるのは腎臓病のごく初期の基本的な知識とお考えください。具体的な食事の内容は、必ず主治医や管理栄養士の指導を受けながら、実行していきましょう。いろいろな数値が出てきたり、聞き慣れない用語もあり、最初は誰しも「できるだろうか」と思いがちです。でも、かけがえのないご自分の体を守るためには大切なことばかりです。主治医や管理栄養士をアドバイザーに、腎臓病の方向けの食事作りの本、このサイトなどインターネットも活用し、積極的に学んでいければ、次第にコツもつかめてきます。
あなたが支援できること
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特定非営利活動法人 腎臓サポート協会
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