白十字在宅ボランティアの会

白十字在宅ボランティアの会のご紹介

障害があっても、病気があっても、たとえそれが治らないと分かっていても、住み慣れた地域で暮らしたい。その思いを大切に、その人の生き方を尊重し、住み慣れた地域で、より豊かに生活し、人生を全う出来ることを支えたいと願いながらも、公的な制度だけでは十分に実現しきれない現状があります。

地域で在宅ケアを受けている在宅療養者及びその家族を対象として、医療・福祉に従事する人々と連携し、在宅福祉サービス事業や外出援助事業、介護ボランティア紹介などの支援事業を行うことで、住み慣れた環境で、安心して生活しながら最期が迎えられるような地域社会の実現に寄与することを目的に設立致しました。

聞き書きボランティア養成講座

人生の先輩であるお年寄りにどう生きてこられたかを語っていただき、聞き手は、その経験、 体験、知識、知恵を後世に伝える橋渡しをします。語り手は、語ることでご自身の人生を振り返 り、幸せな出来事や頑張ってきたことを思い出すことで、生き生きとした表情を見せて下さり、 自分のしてきたことの意義を見出したり、「まだ、やることがある」ことに気づいたりします。 ボランティアが傾聴することが心のケアにもなります。
聞き手であるボランティアは、語って下さる内容から様々なことを教えられます。

自分の生ま れる前の社会のこと、先人たちの苦労、生活の知恵などなど。それは「お年寄りがひとり亡くな ると、地域にひとつ図書館がなくなる」と言われるくらい。お聞きしたことを一冊の本にしてお 渡しすることで、ご家族からも喜ばれることがあります。

このように「聞き書き」は一方向だけでない、双方向かそれ以上の心の交流をもたらします。

傾聴することは、全てのボランティア場面で必要とされることですが、今回の講座では『書く』 ための『聞く』技術を学びます。